悪魔のパス 天使のゴール(村上龍)
- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2004/01/01
- メディア: 文庫
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試合で活躍した選手が心臓麻痺で死ぬという事件が起こった。セリエAの日本人プレーヤー冬次の依頼で調査に乗り出した小説家・矢崎は、死を招く最強のドーピング剤「アンギオン」の存在を知る。イタリア、南フランス、キューバ…いくつもの罠が待ち受ける中、ついに冬次の身にも危険が迫る。
「言葉で展開するサッカー」と中田英寿もオススメしてたので、読み始めた話でした。
いや、確かにこれはすごい。サッカーのワンプレイワンプレイを言葉にするとこうなるのか、と思わずにはいられない。最後の対ユヴェントス戦は本当に圧巻でございました。ものすごい勢いで進むから、こちらも読む手と目が離せない。それは僕が部屋に飲みかけのコーヒーをぶちまけてしまうほど。あああ。このカーペットは変えられないの、変えられないのよ!
……話が脱線しましたが、これはサッカーが好きな人には確実に一読の価値があると思います。オルテガとかバティストゥータ、ジダン、デル・ピエーロ、インザーギ、といった俺でも知ってる有名選手も実名でプレーしてるのなんてのもひとつの面白ポイントだと思うしね。