すべてがFになる―The perfect insider(森博嗣)

すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。

よくあちこちで引き合いに出されるタイトルなのでいつか読んでやろうと思いつつ、やっと読む。

密室殺人のトリックは確かに面白かった。正直最後までわかってなかった。その辺りではこの人のすごさを感じる。なんだけれど、どうも読むペースが上がらない。面白いとは思うけど、序盤から読むのが止まらなくなる、ということがない。そういうものがあれば、個人的な評価は一気に高まるのだけどなぁ……。