BRAIN VALLEY〈下〉(瀬名秀明)

BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)

BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)

「神よ、なぜ宇宙は生まれたのか?我々人類はどこへ行くのか?」ブレインテックの真の目的を探る孝岡の前に現れる驚くべき事実の数々。UFO、人工生命、死後の世界、シャーマニズム、動物の心、臨死体験、そして人類最大の謎「神」の正体。恐るべき野望を秘めながら進行する計画が完遂するとき、未だ誰も見たことのない究極のヴィジョンが起ちあがる―。科学と文学の境界を超え、エンターテインメントの新領域を鮮烈に創出したベストセラー超大作!第19回日本SF大賞受賞作。

なんとか読みきった、という感じ。上と違って、下はストーリーが積極的に進んでいく印象。やっぱり頭のいい人が書いているなぁ、と思う。

前半がコテコテの科学だっただけに、後半の非科学・超常現象路線への変化のギャップにはちょっと動揺。個人的にはもっと現実的な結末が待っているのかと思ってました。人工生命とかのくだりなんかは面白いと思ってたんだけどなぁ。