ラストサムライ
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2004/05/16
- メディア: DVD
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明治維新直後の日本で、軍を近代化したい政府の要請を受け、南北戦争の英雄オールグレンが招かれる。ごう慢な態度で軍を教育する彼だったが、反政府の侍たちとの戦いに敗れ、囚われの身となった山里で武士道精神にめざめていく。
感動。
素直にすごいと思った。トム・クルーズも渡辺謙も、「お前ら、かっこいいよ! かっこよすぎだよ!」とか思いながら最後まで見てしまいました。あの近代と中世の端境期にあたる明治維新の時代、ああいう人たちが本当にいたのかどうかはわかりませんが、やっぱりああいう人がいたから、今に息づいてきたものがあるはずだ、と思いたいですね。あの時代の精神やら概念やらっていうのが、今の時代ではもうお目にかかるのもめったにない代物なのかもしれないからこそ、魅かれる何かがあったようにさえ思います。
ところで。実は個人的に圧巻だと思うのは、ギャラリーの監督エドワード・ズウィック氏の解説だと思っていたりします。レンタル期間も短いからロクに見られないまま返すことになって終わりそうなんですが、この監督の放つメッセージ、作品に対する姿勢をはしりだけ聞いただけでも、深いところまで考えているような印象を受けました。ここから感じ取れることも本当はいくつも隠れている気がします。
機会があったらまた見たい一作。