頭がいい人、悪い人の話し方(樋口裕一)

頭がいい人、悪い人の話し方 (PHP新書)

頭がいい人、悪い人の話し方 (PHP新書)

何気ない会話に、その人の知性が現れる。難しい議論をしたわけではない、他愛のない世間話をしただけなのに…。社会に出れば話し方ひとつで、仕事ができるかどうか判断されてしまう。本書では、巷にあふれる愚かな話し方の実例をあげ、その傾向と対策を練る。「知ったかぶり」「矛盾だらけ」「繰り返しが多い」「具体例がない」「説教癖」など、思わず身近なあの人の顔が浮かぶ。そして、あなた自身も「バカに見える話し方」をしているのだ!文章指導のプロが「書くこと」と「話すこと」の共通項を見つけ、痛快に綴る。

気をつけます。

社会人一年目が始まったこともあり、こういうビジネスに関わりそうな新書に関心を持つようになりましたので、新たにこういうのも取り上げようかと思います。

それはさておき。小論文指導をしていただけのことはあって、とても読みやすいです。おかげでさくさく読めて一往復分の通勤時間で読了してしまいました。しかも、それでいて妙に的確で、自分もいくつもの項目がヒットしています。特にビジネスマンの方は一回読んでみるだけでもそれなりの気づきはあるんじゃないですかね?

たとえば。他人の権威を笠に着る。優柔不断ではっきり言わない。ありふれたことしか言わない。ぐずぐずと話して何を言いたいのかわからない。その場その場でしか反応しない。視野が狭い。……自覚しただけでこれだけありましたよ。どうしましょう。

自覚した悪癖はできるだけ直すように心がける。これがこれからの目標ですね。