D D D JtheE(奈須きのこ)


地下室の悪魔は語る。
”架空の触覚は、同じ空想の怪物を許容する。
素晴らしいよ石杖所在(いしづえアリカ)。きみの左腕は理想的な――”

空の境界」という小説で一部で有名になった人の。以前、新聞で取り上げられてたのを覚えていたので、この人のはいつか読んでみたいと思ってました。

個人的には、今回の中では一、二を争って面白かった気がします。今回のテーマが「拒食過食」という現代的なものだったせいか、わりと読みやすくもあったし。全体的に続編ものが多い中で、読みきりとしても成立していたせいかもしれません。

おそらくあえて、だろうけど、まだすべての伏線が、完全に完全な形として完結はしてない気がするので、これは続編が出そうな気がします。期待の一作といったところ。